IKEA Sans
IKEA Sans
昨年、IKEAのカタログで使用されている書体がFuturaからVerdanaに変わったことは大きく報じられたが、このFuturaはIKEA SANSというStockholm Design Labによるカスタマイズのフォント。厳密にいえばRobin Nicholasによるもの。
Webを考慮しての戦略なんだろうけど、考え方は理解するがIKEA Sansの完成度が高いだけにもったいない気がする。実際に批判の方が圧倒的に多い。Verdanaはスクリーンで文章を読むにはよいが、私見ですが字が大きくなると「J」とか「Q」はきつい。
LinoType Futura family (PDF)
Futuraと比較してみるとIKEA Sansはアセンダーが狭くなり文字の幅がひろがり読みやすくなっている。特に数字は大分見やすくなっている。
言い始めたらきりがないですが…
・「M」、「V」、「W」の先のとがった部分がなくなっている
・「j」がカーブしている
・「,」が丸くなっている
・「?」が統一され読みやすくなっている
・「@」が大きくなっている
・「s」も比較してみると印象が違う
余談ですがIKEAのカタログって聖書、ハリーポッターの次に多く印刷されてるらしい。本当なのだろうか?
「Ikea says goodbye to Futura」に2009年(Futura)と2010年(Verdana)のカタログを比較した画像が出ている。
ココにIKEA Sans時代の優れたパッケージの画像がいくつか出ている。
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