Joy Division Tshirt
まとめ直しました。
Disney StoreにてPeter SavilleがデザインしたJoy Division- Unkown Pleasuresのジャケット風のミッキーTシャツを販売していたことに始まる。ネット上で話題となり商品はすぐに売り切れて、その後ディズニーストアから商品(ページ)は消えた。
Disney Storeで販売されていたWaves Mickey Mouse tee for Adults
掲載されていたモデルの写真はなんともディズニーっぽい笑顔
Joy Division – Unknown Pleasures
で、オリジナルのはずのJoy Divisionも実はCP1919という1967年に発見されたパルサーのイラストを天文学の百科事典(1977年)から拝借している。
これは有名な話だが、即日Creative Reviewに記事がでていた。
そこでは触れていなかったが、ディズニー社「ミッキーマウスのロゴ」の著作権は切れているという説。アメリカではディズニー社の熱心なロビー活動のおかげで著作権保護期間を何度も延長し現在は2024年までとなっている。いわゆる「ミッキーマウス保護法」なのだが、商品を下げたのは憶測だがこの著作権を話題にしたくないから逃げてるんじゃないかと…ちなみに日本では普通の解釈であれば著作権は切れている…ここでいう著作権の範疇は興味深く以下のサイトで触れているので興味のあるかたは是非読んでもらいたい。
実は既にミッキーマウス(日本では)自由に利用可能、著作権フリーかも?(安藤健二最新刊より)
ミッキーマウスの著作権はいつ切れるのか??
Peter SavilleはこのCP1919のダイアグラムを拝借していることを認めており、再利用というかお好きにどうぞみたいな感じだそうです。過去にUnknown Pleasuresの件についてすごく調べた人がいてなかなか興味深いが結論をいえばおそらくパブリックドメインらしい。
上記の記事を要約すれば、
CP1919は1967年に発見、1971年にScientific Americanにてダイアグラムを発表。その後1974年にGraphis-Diagramsに登場、そして1977年にJoy DivisionのドラマーだったStephen MorrisがCambridge Encyclopedia of Astronomyを見てピーター・サヴィルに話したらしい。この図形はArecibo Radio Observatoryという研究所にてコンピューター生成された画像であることが判明したが著作権は依然わからない。研究所が米国政府によって資金提供されていること、そして今まで誰も訴えた人がいないことから限りなくパブリックドメインに近いという結論に達している。
ディズニーのTシャツの件に話を戻せば、元Joy division/New OrderのPeter HookはミッキーのTシャツはたくさんあるがこれが最もクールなTシャツとコメントしているが、他のメンバーはこの件とは関係ないとだけコメントしている。
現在商品はもう売ってないこともありebayでは値段が高騰している。
その後、直接は関係ないがStereogumではAkron/FamilyのT-シャツでロゴパクり事件を報じている。
権利関係やモラルに関しては曖昧なところもあるが「Unknown Pleasures」というこのアルバムのタイトルに回顧するところではないだろうか。
といことでUnknown PleasuresのパロディTシャツを載せておく。
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