Andrew Kuo
ニューヨーク在住のアーティストだが、音楽に対する感想や感情を視覚化したチャートを自身のブログ「emo+beer = busted career」やNew York Timesで発表（寄稿）している。

最近ビジュアライジング・データやData Flowなどの書籍が発売となりデータを使った物が今後増えていくと思うが、感情や感覚などあいまいなものをチャートにするのもおもしろい試みだと思う．．．

上記画像はLos Campesinos! の新作「We Are Beautiful, We Are Doomed」の曲の印象を表現したチャート。

バージョン違いのDeerhunter – “Calvary Scars”を比較したチャート

Crystal Stiltsの新作「Alight of Night」全11曲の感想を表したチャート

CMJ Music Marathonで著者が見たバンドの感想を表したチャート

Tonic Audio Tree Recorder
もう一つクリスマス物で．．．
イギリスのデザイン会社「Tonic」によるオンラインクリスマスカード。
自分の音声を５秒録音でき、ユーザー個々の音声波形がツリーの枝となり表示される。音声波形がクリスマスツリーみたいに見えて面白い。

Climate change: The carbon atlas
The Guardianにでていた国別のCO2の排出量を視覚化したものだが綺麗にまとまっている。
2005年から2006年の間に中国がアメリカを抜き世界で一番CO2を排出する国になった。
世界的には2.4％増えており、1995年から2006年の間だと28％も増加している。

日本は世界第5位だがCO2は前年と比べてわずかだが削減している。

Mapping the Human ‘Diseasome’
New York Timesの記事より、ありがちなインフォグラフィックだが、綺麗にまとまっている。
白血病（Leukemia）、大腸がん（Colon Cancer）、聴覚障害（Deafness）など、病気の関連性をマッピングしている。丸は病名、四角は遺伝子を表している。

今更大分前のものですが出す機会がなかったので．．．

Good Magazine
創刊号のころのキャンペーン用の画像。なかなかよかったので．．．．

トップページにあるGood MagazineのFlashバナーの出来も完成度が高い。

The Hidden Cost of War
イラク戦争に実際はいくらかかったかを伝えるビデオへリンクするバナーだが本編共に良くできている。

GOOD: Capitol Crimes
「Good Magazine」にでていたアメリカ国内での政治家の汚職を視覚化したインタラクティブなグラフィック。

アメリカの大手スポーツ専門チャンネル「ESPN」で米４大スポーツ（MLB、NHL、NFL、NBA）のゲームの進行具合や試合中のスタッツをほぼリアルタイムで表示するGamesCast。年々その内容と精度が上がっており、最近は細かいスタッツだけでなく試合中の写真も閲覧できる。STATSのデータを使っているのではないかと思うが他のスポーツ系サイトと比べてもESPNの出来が良く、リアルタイムでゲームを見ることできないが試合が気になる人にとっては良いのではないだろうか．．．

NBA: Gamecast
試合の得点経過は当然だが、各選手のショットチャートを見ることが出来る。シュートを打った場所だけでなく、ジャンプショット、レイアップ、フックショット、フリースローなどどんなシュートを打ったか分かる。
NBA GameCastへのリンク

NFL: Gamecast
ドライブの推移などをみることができる。

MLB: Gamecast
一球ごとの配球、バッターのコースごとの打率（Hitzone）を見ることができ、画面下の方にはカウントごとの打率などを表示している。細かいところでは試合の行われている球場によってフィールドの形が微妙に違う。
MLB GameCastへのリンク

NHL: Gamecast
ショットチャートを表示している。距離は当然だがWristshot、Slapshot、Backhand、Snapshotなどショットのスタイルも表示される。ペナルティやヒット、ブロックも画面下のボタンを選択すれば閲覧できる。

リンク先はespn.com内の各スポーツのメニューから「Scores (Scoreboard)」をクリックすると各試合のところに「GameCast」と表示されるが、ゲーム後しばらくすると表示が消えてしまう。
NBAやNHLでは試合終了後もShot Chartは閲覧できる。
※MLBとNBAは直リンがあったのでURLを記載しておいた。

New York Times: A Year of Parking Tickets
2007年7月から2008年7月までの間にニューヨーク市内で9,955,441枚の駐車違反のチケットが切られたがその詳細を表したNew York Timesのインフォグラフィック。

ストリート（しかもブロック）ごとに分けられている。

Mexico Under Siege
「Los Angeles Times」よりメキシコでのドラッグ関係での死者を視覚化したインタラクティブマップ。2006年12月31日から2008年11月27日の間に6836人死んでいる。Deaths By Weekを見ると確実に死者の数が増えてきている。

「Multimedia Gallery」にはたくさんの写真が出ているが銃を持った警官や現場写真、さらに死者の写真もあり生々しい。

Videoはさらに上をいっており中には宝石店内のセキュリティのカメラに写った映像を公開している。
３人の銃を持った男が宝石店に入ってきて４人撃ち殺すのだがターゲットは客の一人だった警察官と思われる。強盗は何も盗んでおらずDrug Warの戦場となった宝石店の防犯カメラに23秒間の衝撃的な映像が写しだされている。

親会社である「Tribune Company」が破産の申し立てをし、新聞業界はこの先厳しくなりそうだがこういったコンテンツはどうなるのだろうか．．．．

New York Times Conversations
New York Timesのインタビュー関連の新しいコンテンツ
John LeguizamoやJohn Camareon Mitchellなどの各界の著名人のインタビューを掲載しているがタイムラインに沿ってビデオの下に表示されるNew York Times内の関連トピックが変わる。たぶんタグで管理しているのだと思うが、話している内容に近いトピックが表示されるようになっている。